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Q&A 関節痛にMSMってどうですか?

オレゴンヘルス大学医学部の外科医ジェイコブ博士の研究が有名なMAM(メチルサルフォニルメタン)は主に北米の針葉樹に含まれるイオウ加工物を精製して得られることが分かって以来、注目を集める成分です。
ジェイコブ博士は20年以上前から臨床で使って成果を上げておりますが、残念ながらその作用機序は完全に認められていません(※)。

但し人体をはじめさまざまな動植物に含まれており、水溶性であることも含め、大量に摂取しても副作用のない成分であることから様々な利用が可能である機能性素材であると分かっています。
(食品から大量摂取を行うことは難しい成分です)

関節炎に対してはグルコサミンやコンドロイチンのように軟骨や関節内液を作る働きは認められず、グルコサミンと合わせることでグルコサミンの働きを助ける働きがある可能性が示唆されるぐらいです。

そんなMSMが関節炎対策としてよく使われるのは次のような基本的性質があるからです。

・神経伝達を遅らせて痛みを緩和させる
・解毒
・抗酸化作用
・血管を広げて血行をよくする
・筋肉のれん縮をやわらげる


これらの中心になる成分は(有機)硫黄ではないかと考えられています。

現在スポーツ分野から積極的に用いられるようになったMSMはその単独使用はもちろんのこと、グルコサミンやコンドロイチンとの複合使用が楽しみな、マルチな可能性のある素材です。

※MSMの前駆体DMSOはある種の膀胱炎の治療のためには承認されていますが、それ意外の効果が承認されていません。
しかもDMSOはとても臭いことで有名です。MSMにはこの様な臭ささがなく、MSMを認めることでDMSOが取って代わられるのを避けているものと思われます。

(KPMI予防医学ニュース Vol.225 2007.10.25)